接触式磁気リニアセンサー (差動トランス式磁気変位センサー) |
|
1次コイルの前後に2次コイルを配した3つのコイル部とコアと呼ばれる金属を固定した軸棒(シャフト)で構成された差動トランス式センサです。 この1次コイルを交流励磁すると、2次コイルには、コアを介した誘導電圧が発生し、この出力を差動接続して、電圧差を変位出力としています。 シャフトのコア部分がコイルの中央に位置しているときは、2次側コイルの出力差は、ゼロとなり、前後に動かした距離に応じた出力差が得られます。 これを独自のリニアライズ回路で直線性の補正を行いますと、リニアな出力が得られます。 このセンサの特長としては、 @コアがコイルと接触していないこと。 A差動接続することで、温度にも安定な出力が得られること。 B独自のリニアライズ回路の採用により、 10mV=10μmのダイレクトな表示ができること。 |
![]() |